画像集はいかがですか?

葉変葵ノート2



どこぞのbackyardにて撮影された銘品



錦葉ゼラニウム、斑入り天竺葵、葉変葵などと称される伝統園芸界の
ゼラニウムですが、勿論日本で自生している植物ではありません。
初めは全てヨーロッパから入ってきたものです。
日本での品種改良が始まったのは、大正末期に黒雲竜、紫雲竜という
原種系2種が輸入され、これが親となり次々と日本特有の品種が
作り出されました。黒雲竜、紫雲竜の英名が知りたいものです。
(原種系と言っても、厳密な意味での原種ではなく、アーリー
ハイブリッドだと思うのですが)

古典園芸によく見られる「番付表」が錦葉ゼラニウムにもありました。
当時何が人気があったかがわかるし、「貴品」「別格貴品」などと
格がついているもので、現在も保存されているものはお値段も
「!!!」という感じです。
初期の番付表は、輸入されたものに臨時の名前をつけていたものを
古典園芸風の名前に改めたということがわかる記述があったりして
面白いです。たくさん見れると何か情報が得られるのではないかと
思うのですが、資料が少なくてなかなか難しいです。

以前も少し書きましたが、ミセス・ラングース→神代、ハッピーソウト
→谷間の雪などわかっているものもあります。
「1001PELARGONIUMS」という本を持っているのですが、写真はたくさん載っているけれどそれぞれの説明が殆どありません。
作出年くらいわかるといいのに、と思います。
この本の作者Hazel Keyさんはナーサリーを経営すると同時に
イギリスのナショナル・ペラルゴニウム・コレクションの維持者でも
あります。日本でもこういう制度があれば、今でも目にすることが
できた品種が数多くあったはずです。残念。


こちらは「歴博」のコレクション。温室の中で出番を待つ。



センテッド・ゼラニュームの斑入り葉のものも伝統園芸系に迎えられて
きたようです。

Atomic Snowflakeはスノーフレークという丸葉に白い斑入が入るものの黄葉バージョンですが、和名が「金蝶」というそうです。

沢山の園芸種があるPelargonium crispum、レモン・センテッド・
ヴァリゲイティッドと呼ばれているものを「浜千鳥」というそうです。

その他、ココナッツ・ゼラニュームの斑入りを「白鳥」
スノーフレークを「松ノ雪」、ちょっと詳細がわからないもので
「天晃」、「鳳凰錦」、「曲玉」なんていうのもあります。

多肉界にいるペラルゴニューム達はもっとすごい名前が
つけられています。
「鬼熊手」「枯野葵」「青羅摩仏」「山伏天狗」「玉人葵」
「修羅八荒」「牙塔」「鬼」「風神葵」「邪鬼塔」「桃蝶木」
などなど。




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